道路交通安全マネジメントシステム国際規格ISO39001の認証を世界で初めて取得しました。
輸送サービスにおいて最大の品質である道路交通事故ゼロ実現を目指します。
ISO39001は交通事故による死傷者を減らすことを目的に、さまざまな企業や組織が取り組むべきマネジメントシステムの要求事項を定めた国際規格です。
ISO39001を導入することで自社・自組織の道路交通安全の取り組みの明確な目標やアクションプランを作り、マネジメントシステムとしてPDCAサイクルを回しながら継続的に改善していくことができます。
弊社は3PL企業として荷主様から物流に関する全てを任せて頂いている以上、その最終工程とでも言うべき輸送・配送業務には特段の品質への注意を払わなければならないですし、またそれは一般貨物運送事業車として公道で仕事をさせて頂く以上、交通事故撲滅というのはCSRの観点からも積極的に取り組むべき当たり前の事だと考えています。
安全委員会を社内で立ち上げ、事故撲滅のために様々な取組みを実施して参りました。この度道路交通安全に関するISO39001が発行されるのに伴い、今までの自社の安全委員会での取り組みが国際的な基準で見た場合、本当に意味のあるものなのか、効果のある事なのかを客観的に第三者機関に評価して頂くと同時に、更なるレベルの向上のため、この度、認証取得を社内プロジェクトとして取り組んで参りました。
国内初の認証となる登録番号「JQA-RT0001」は、そうした取組みがマネジメントシステムとして軌道に乗った事を意味し、今後はそれの継続・改善がより重要なものとなります。ISOの仕組みを上手に取り入れながら、より安心して安全な物流が出来るように、今後も取り組んで参りたいと考えています。
走行距離の把握、 ドライバーの状態
学校や病院、堤防道路等事故が起こり易い道路は極力利用しないように確認を実施しています。
重大事故を起こさないために、名正運輸では社内制限速度を設定して徹底して遵守しています。
(一般道50Km/h 高速道80Km/h ※ただし法定速度)
健康状態は勿論のこと、アルコールチェッカーを利用した飲酒チェックを点呼時に実施しています。乗務員の状態を点呼を通じて確認するとともに、注意事項等もそこで伝達するようにし、コミュニケーションを図るように努めています。
法定の点検は勿論のこと、日々の日常点検も100%実施することにより、車輌の不具合による事故を未然に防ぎます。また定期的かつ計画的な代替を実施している事も、食品配送車輌としての美観を維持すると同時に、突発的な故障の防止に役立っています。
万が一事故が発生した際には、その被害の程度をより軽減させるための初動が大切になって来ます。事故時の対応は乗務員が全員受ける座学にて、徹底的に教育しています。また乗務員全員を対象に、救急救命措置の他、AEDの講習もしています。
道路交通安全の達成・顧客要求の順守
2012年5月29日 中部産業連盟様主催のISO39001セミナーが開催され、当社車輌統括部長山口が講演しました。
ISO39001を始めとする各種ISOや交通安全への取組みを紹介し、熱心に質問をされる方もいました。高速バスの死亡事故など、相次ぐ重大事故発生で交通安全への関心が社会で高まっていることを実感しました。
名正運輸ではCSRの一環として、弊社でのISO39001の取組み等について公表しています。ご希望がある場合は、一度ご連絡頂きますようお願い致します。