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12月は“ミスが増えやすい月”って本当?増える物量、増える破損や出荷ミス

2025.12.19

物流業界にいる人なら、誰もが一度は感じたことがある現象があります。
毎年12月になると、なぜかミスが増える気がする…??

出荷ミス、破損、数量違い、場所違い……
年末が近づくほど、現場は慌ただしさを増し、気づけばヒヤリハットの回数が増える時期でもあります。

果たして “12月はミスが増えやすい” というのは本当なのか。
この記事では、その理由をロジカルに分解しながら、現場が取れる対策まで解説します。

目次

 1.12月はそもそも物量が"年間最大クラス"に増える
 2.出荷ミスが増える理由 4選
 3.破損が増える理由 確率的な問題?
 4.12月のミスを減らすために現場ができること
 5.まとめ 12月は確かにミスが増えやすい。でも、対策すれば大きく減らせる。




12月はそもそも物量が"年間最大クラス"に増える

まず押さえておきたいのは、“12月は一年の中で最も物量が増えやすい月”だという事実です。
物量が増える主な理由は以下の通りです。

 ・クリスマス、年末商戦による小売需要の急増
 ・ECセール(ブラックフライデー、サイバーマンデー)からの波が続く
 ・食品、飲料、ギフト、日用品など幅広いジャンルの物量が同時に増える
 ・荷主側の「年内納品」需要が集中する


荷物が増えるということは、「作業回数が増える」=「ミスの起きる場面が増える」というシンプルな構造です。
つまり、12月は“忙しさそのもの”がミスの土台を作りやすい時期だと言えます。

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出荷ミスが増える理由 4選


■ミスが増える理由(1) 焦り・急ぎによる“ケアレスミス”
12月は納期がタイトになりやすく、現場全体がスピードを求められます。しかし、急ぎはミスの最大原因です。
よく起こるケアレスミスの例は以下の通りです。

 ・バーコードの読み飛ばし
 ・ピッキング数の誤読み(“3”が“8”に見える、など)
 ・SKU*の取り違え
 ・伝票との照合漏れ
 ・「確認したつもり」チェック


特にギフト・菓子・雑貨など、似た商品のSKUが多いカテゴリーは要注意です。

※SKU…在庫管理における最小単位のこと。
同じ商品でも色、サイズ、パッケージ(入数)、価格などの違いで区別される。それぞれに個別のSKUが割り当てられ、詳細在庫状況を正確に把握し、効率的な受発注や販売分析を可能にするための仕組み。


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■ミスが増える理由(2) “応援要員”が増えることで熟練度がばらつく
年末は一時的に人手を増やす現場も多く、ベテランと新人の混在したラインが増えます。もちろん応援要員は欠かせませんが、「同じ手順でも、経験の差でミスの起こり方が変わる」のも事実です。
新人・応援者で起こりやすいミスは以下の通りです。

 ・商品の“いつもの置き場所”を知らない
 ・倉庫レイアウトの勘所がわからない
 ・同じ箱サイズの商品が区別できない
 ・伝票の読み方や注意ポイントが掴めていない


人の増減があるタイミングはミスが出やすい——これはどの現場でも共通です。


■ミスが増える理由(3) 残業・連続作業による“疲労”
物量が増える12月は、どうしても作業時間が長くなりがち。疲労はミスを誘発する最大要因です。

 ・集中力が続かない
 ・手元が雑になる
 ・ルールや確認ポイントが抜けやすい
 ・思考が止まり「なんとなく」作業してしまう


特に終盤の時間帯(16〜18時)は、人間の集中力が落ちる“魔の時間帯”とも言われます。


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■ミスが増える理由(4) 倉庫内が乱れがち
12月は入荷も多く、仮置き(仮ロケーション)が増えます。

「いつもの棚に無い」
「仮置きしたのを忘れていた」
「場所は合ってるけどSKUが違う商品が紛れている」


こうした“配置の乱れ”は、ミスの連鎖を引き起こす大きな要因です。
特に仮置き→戻し忘れ→誤出荷は12月に起きやすい典型パターンのひとつです。


破損が増える理由 確率的な問題?

破損に関しては「運」が悪くて起きるのではなく、扱う回数が増えれば発生確率が上がる統計的な現象です。
破損が増える要因は以下の通りです。

・商品の動きが速く、何度も手に触れる
・忙しさで箱の持ち方が雑になりがち
・積み込みの優先度が変わり、“隙間”が生まれる
・忙しさで声掛けが減り、連携が乱れる


12月は「とにかく動かさないといけない」状況が多いため、扱う回数の増加=破損増加 は避けにくい構造です。







12月のミスを減らすために現場ができること


ここでは、現場で“明日から実行できる”レベルの改善策をさらに具体的に解説します。
指示書・朝礼・現場掲示にも使える内容です。

■(1) ルールを“12月仕様”に切り替える
通常のルールを強化するだけでは足りません。
12月などの繁忙期は“忙しい前提”でルールを上書きする必要があります。

・仮置きは即ロケ(=モノの滞留をなくす)
・ピッキングと検品の担当を固定
・ダブルチェックを徹底
・間違えやすいSKUを事前にまとめて周知、限られた人にしかSKUには触らせないのも手
・人員配置(誰をどこに配置するかでミスが激減)
・声掛けの強化

■(2) 倉庫の導線・動線をピーク前に整える
物量が増えると、通路が混みます。通路の混雑は、ミスの温床です。

・よく動く商品を手前に寄せる
・通路を狭める物は事前に排除、通路を塞ぐ商品は当日中に移動
・ピーク前日に軽く整理するだけでミスが激減


動線整理は、大きな投資なしでミスを激減できます。


■(3) “その日のうちに現場で横展開”する(翌日まで持ち越さない)
ミスが起きたらその日のうちに共有することで、翌日の事故を減らせます。

【横展開のポイント】
・ミスの状況(誰ではなく、何が起きたか)
・原因(ルール/配置/判断/疲労など)
・改善策(明日からどう変えるか)


12月は同じ種類のミスが連発しやすいので、「その日のうちの共有=連鎖を止めるブレーキ」になります。
さらに翌日朝礼等のミーティングで再度周知すると、より注意喚起にもなってなお良いです。





まとめ 12月は確かにミスが増えやすい。でも、対策すれば大きく減らせる


12月は、物量の増加・残業の増加・応援要員の増加・倉庫レイアウトの乱れ・・・
という複数要因が重なり、ミスが出やすい時期です。

しかし、“忙しいからこそ、基本に立ち返る
これだけでミスは大幅に減らすことができます。

年末の繁忙を安全・正確に乗り越えることができれば、それこそが物流現場の“強さ”の証明です。





本社 写真


会社名:名正運輸株式会社

所在地:愛知県海部郡飛島村大宝7-60

代表者:加藤新一

設立:1969年6月10日


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