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配送中のヒヤリ・ハットとは?~小さな「危ない」を見逃さない。事故を防ぐために意識したい事~
2026.08.28
はじめに
「事故にはならなかったけれど、危なかった」
配送中、このような経験をしたことはないでしょうか。
例えば、交差点で歩行者が急に飛び出してきた、前の車が急ブレーキをかけたなど・・・
これらはすべて、「ヒヤリ・ハット」につながる出来事です。
大きな事故には至らなかったとしても、その背景には「事故につながる可能性」が潜んでいます。
物流業界では、日々多くの車両がさまざまな道路を走行しています。だからこそ、事故が起きた後に対策するのではなく、小さな危険のサインを共有し、事故を未然に防ぐことが重要です。
今回は、配送中に起こりやすいヒヤリ・ハットの事例と、事故防止のために意識したいポイントをご紹介します。
そもそも「ヒヤリ・ハット」とは?
ヒヤリ・ハットとは、事故には至らなかったものの、
「ヒヤリとした」「ハッとした」
と感じた出来事のことをいいます。
例えば、急ブレーキを踏んで事故を回避できた場合、結果として事故にはなりません。しかし、少しタイミングが違えば、大きな事故につながっていた可能性があります。
こうした出来事を見過ごさず、原因を振り返ることが重要です。
事故が起きなかったから大丈夫ではなく、「なぜ危なかったのか」「次はどうすれば防げるのか」を考えることが、安全な配送につながります。
配送中に起こりやすいヒヤリ・ハット
1.歩行者・自転車の飛び出し
配送中に特に注意したいのが、歩行者や自転車の予測できない動きです。
例えば、
・横断歩道以外の場所を急に横断した
・自転車が急に車道側へ進路を変更した
・子どもが道路へ飛び出してきた
こうした場面では、ドライバーが「出てくるかもしれない」と予測しているかどうかが重要です。
【安全ポイント】
死角の先には、人がいるかもしれない。
駐車車両の周辺や見通しの悪い場所では、速度を落とし、いつでも停止できる状態で走行することが大切です。

2.前方車両の急ブレーキ
前の車が急に減速・停止し、思わず急ブレーキを踏んだ経験があるドライバーも多いのではないでしょうか。
配送中は交通量や道路状況によって、前方車両の動きを完全に予測することはできません。
そのため重要なのが、十分な車間距離を確保することです。
【安全ポイント】
「止まれる距離」を意識する。
車間距離に余裕があれば、前方車両が急停止しても慌てずに対応できます。
特に雨天時や夜間は、路面状況や視界も変化するため、通常以上に注意が必要です。
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3.交差点での確認不足
交差点は、配送中のヒヤリ・ハットが起こりやすい場所の一つです。
・左折時に巻き込みそうになった
・信号の変わり目で車両が進入してきた
・横断歩道上の歩行者を見落としそうになった
特に大型車両は死角が多く、内輪差もあるため、乗用車以上に慎重な確認が必要です。
【安全ポイント】
「行ける」ではなく、「安全に行ける」を確認する。
焦って右左折せず、一度しっかり減速し、周囲を確認する習慣を身につけることが大切です。

4.バック時の死角
配送先や駐車場でのバックは、特に注意が必要な場面です。
バックミラーやカメラがあっても、車両の周囲すべてを確認できるわけではありません。
例えば、
・自転車が後ろを通過した
・障害物に気づかなかった
といったヒヤリ・ハットが起こる可能性があります。
【安全ポイント】
バックする前に、一度降りて周囲を確認する。
「見えているつもり」が最も危険です。
必要に応じて誘導者を配置するなど、状況に応じた対応も重要です。

5.狭い道路でのすれ違い
住宅街や配送先周辺では、道幅が狭い道路を走行する場面も少なくありません。
・電柱や建物との距離が近い
・路上駐車がある
・歩行者が道路脇を歩いている
このような状況では、「早く通り抜けたい」という気持ちが事故につながる可能性があります。
【安全ポイント】
無理をしない、迷ったら止まる。
すれ違いが難しいと感じた場合は、無理に進まず、安全な場所で停止する判断も必要です。
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6.「慣れた道」での油断
毎日同じようなルートを走行していると、
「いつもの道だから大丈夫」
「この時間なら車は少ない」
といった思い込みが生まれることがあります。
しかし、道路状況は毎日同じではありません。工事が行われていたり、路上駐車があったり、普段はいない歩行者や自転車が通ることもあります。
【安全ポイント】
慣れた道ほど、初心を忘れない。
経験を重ねるほど、「確認する」「減速する」という基本動作を意識することが大切です。

ヒヤリ・ハットを共有することが事故防止につながる
ヒヤリ・ハットは、個人だけの経験で終わらせてはいけません。
一人のドライバーが経験した「危なかった」という出来事を共有することで、他のドライバーも同じ危険を予測できるようになります。
例えば、
「この配送先の出口は、左から自転車が見えにくい」
という情報を共有するだけでも、次に通るドライバーの事故防止につながります。
事故を起こした人だけが反省するのではなく、事故にならなかった事例も含めて、全員で学ぶことが重要です。
当社の安全活動
ヒヤリ・ハットを「次の事故」にしないために当社では、事故ゼロを目指し、継続的な安全活動に取り組んでいます。
■ヒヤリ・ハット報告書
ドライバーさんが、配送業務中にヒヤリ・ハットした出来事を毎月報告書に記入し提出してもらっています。
危険個所等のヒヤリ・ハットは営業所でも共有し、事故を未然に防いでいます。
また、配送に限らず、倉庫でも事例を提出しています。
■毎月のドライバーミーティング
毎月のドライバーミーティングでは、事故やヒヤリ・ハット、安全に関する情報を共有しています。
日々の配送の中で感じた危険や課題を持ち寄り、ドライバー同士で共有することで、一人の経験を全員の安全につなげることを目指しています。
まとめ~小さな「ヒヤリ」が、大きな事故を防ぐ~
配送中のヒヤリ・ハットは、誰にでも起こる可能性があります。
大切なのは、事故にならなかったから良かったで終わらせないことです。
今回ご紹介した主なポイントは、
・十分な車間距離を確保する
・交差点では「安全に行けるか」を確認する
・バック時は死角を意識する
・狭い道路では無理をしない
・慣れた道でも確認を怠らない
・ヒヤリハットを全員で共有する
ということです。
一つひとつの危なかったという経験には、事故を防ぐための大切なヒントがあります。
小さなヒヤリを見逃さず、共有し、次の行動を変えていくこと。
その積み重ねが、事故ゼロに近づくための第一歩となります。

会社名:名正運輸株式会社
所在地:愛知県海部郡飛島村大宝7-60
代表者:加藤新一
設立:1969年6月10日