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BCP対策とは?災害時に止まらない物流の作り方 ~地震・台風・豪雨に備える物流企業の取り組み~
2026.09.11
近年、日本では地震や台風、豪雨などの自然災害が頻発しています。
物流は私たちの生活や経済活動を支える重要な社会インフラです。しかし、大規模災害が発生すると道路の寸断や停電、物流拠点の被災などにより、物流機能が停止するリスクがあります。
そこで重要になるのが「BCP(事業継続計画)」です。
今回は、物流業界におけるBCPの重要性と、災害時に物流を止めないための取り組みについて解説します。
BCPとは?
BCP(Business Continuity Plan)とは、自然災害や火災、感染症などの緊急事態が発生した際に、企業の重要な業務を継続し、できるだけ早く復旧するための計画です。
物流会社の場合、
・車両、倉庫の被害把握
・荷主との情報共有
・配送網の維持
・代替輸送の確保
などが重要な項目となります。

地震が物流に与える影響
日本は世界有数の地震大国です。
大規模地震が発生すると、
・一般道路の損壊
・倉庫設備の倒壊
・停電による冷凍、冷蔵設備の停止
・ガソリンや軽油の供給不足
など、物流機能に大きな影響が発生します。
特に食品物流では、冷蔵・冷凍商品の品質維持が難しくなる可能性もあります。
だからこそ、
・非常用電源の整備
・燃料確保
・代替拠点の設定
といった事前準備が欠かせません。
台風が物流に与える影響
台風は近年、大型化・長期化する傾向にあります。
台風による主な影響は、
・高速道路の通行止め
・港湾機能の停止
・配送遅延
・倉庫被害
などです。
一方で、台風は地震と異なり数日前から進路予測が可能です。国土交通省も「予見可能な災害への事前対応」の重要性を示しています。
物流企業には、
・荷主との事前協議
・配送スケジュール調整
・計画的な運行停止
が求められます。
豪雨による物流リスク
近年の線状降水帯や集中豪雨は、物流業界に大きな影響を与えています。
豪雨によって発生する主なリスクは、
・土砂崩れ
・河川の氾濫
・倉庫浸水
・車両被害
などです。
国土交通省や物流業界のガイドラインでは、ハザードマップを活用して自社拠点のリスクを事前に把握することが推奨されています。
災害発生後ではなく、発生前の判断が被害軽減のカギになります。
物流企業に求められる備え
BCPで特に重要なのは、災害が起きてから考えるのではなく、平時から準備しておくことです。
物流企業には以下のような備えが求められます。
(1) 緊急時の連絡体制整備
安否確認システム
緊急連絡網の整備
荷主との情報共有ルール策定
(2) 代替輸送手段の確保
代替ルートの検討
協力会社との連携
他拠点活用の準備
(3) 非常用品・燃料の備蓄
飲料水
非常食
発電機
通信機器
燃料
(4) 定期的な訓練
BCPは作成して終わりではありません。
定期的な訓練や見直しを行うことで、実際の災害時に迅速な対応が可能になります。

まとめ
地震や台風、豪雨などの自然災害は、物流業界に大きな影響を与えます。
しかし、事前にBCPを策定し、荷主や協力会社と連携した体制を構築することで、その影響を最小限に抑えることができます。
物流は社会を支える重要なインフラです。
災害時でもお客様の商品を安全に届け続けるために、物流企業には「止めない物流」を実現するための継続的な備えが求められています。

会社名:名正運輸株式会社
所在地:愛知県海部郡飛島村大宝7-60
代表者:加藤新一
設立:1969年6月10日