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【現場ストーリー】ゼロから創り上げた挑戦—大阪物流センター立ち上げの舞台裏
2025.06.30
現場が変われば、物流が変わる。
人が育ち、仕組みが築かれ、信頼が積み重なる。
そのすべてが形になったのが、大阪トライアル物流センターの立ち上げプロジェクトです。
このプロジェクトは、一人の社員の挑戦を起点に、現場全体の成長と進化につながっていきました。
物流拠点の立ち上げや運用改善をお考えの企業様にも、ご参考いただける事例です。
挑戦の第一歩:「地味な仕事」から始まったキャリア革命
すべての始まりは、「物流の基本」を体で覚えることからでした。 地味に見える作業の一つが、やがて現場を動かす力になっていく、、、
2017年。私は新卒として物流業界の門を叩きました。しかし今、私は胸を張って言えます。あの一歩が、すべての始まりだったと...
最初に任されたのは、車両の移動、納品書の整理、現場への連絡など、表に出るような華やかさのない仕事ばかりでした。
けれど、やがて気づいたのです。
この“地味な仕事”こそが、現場の空気を作り、全体の流れを支えているということに。
書類一枚の誤配は取引先との信頼に影響する。車両の動かし方ひとつで次の作業者の効率が大きく変わる。
その全てに責任を感じ、自分の行動に意味を見出すようになったとき、仕事がただの作業から“志事”に変わりました。
この時期に学んだことは、「ミスをしないこと」より、「誰よりも現場を理解すること」の大切さでした。
その積み重ねが、後の大きなプロジェクトを乗り越える土台になったのです。
プロジェクト立ち上げ:ゼロから創った、大阪物流センター
一から創るとは、「何もない」を恐れず、未来を描くこと。 現場力と人間力が試された最大の挑戦、、、
入社数年後、私は大阪に新設される物流センターの立ち上げメンバーに選ばれました。
正直に言えば、不安しかありませんでした。現場の知識、土地勘、立ち上げのノウハウ……どれも持っていなかったからです。
けれど、このプロジェクトを通じて私が得たものは、教科書では学べない“現場判断力”と“問題解決力”でした。
・荷物が予定通り届かないときにどうするか
・スタッフが足りない中でどう安全を守るか
・効率を求めながら、ヒューマンエラーをどう防ぐか
現場では、毎日が「小さな決断の連続」です。その一つひとつを逃げずに乗り越えることで、私は“創る力”を身につけました。
この経験の中で何よりありがたかったのは、「任せてもらえたこと」でした。
上司は、失敗しても私を責めず、「どうすれば次に活かせるか」を一緒に考えてくれました。
この信頼が、現場全体の結束力となり、プロジェクトの成功へとつながったのです。
成長のその先へ:挑戦を力に、未来を切り拓く
物流は、止まらないことが価値になる。 大阪センターの立ち上げを経て、次の挑戦へ、、、
プロジェクトが一段落したとき、私が一番強く感じたのは、「挑戦して良かった」という実感でした。
そこには達成感だけでなく、「まだできることがある」という前向きな欲求がありました。
物流は止めてはいけない。けれど、現場には毎日予期せぬトラブルが起きます。
しかし、私たちは一つの原則を大切にしています。
それは、「人が育つ現場は、止まらない」ということです。
・人を信じて任せる文化
・ミスを責めず改善につなげる風土
・挑戦することが当たり前の空気
こうした価値観が根付いた現場は、どんな困難にも柔軟に対応できます。
そして、そこにこそ“持続可能な物流”のヒントがあるのだと、私は確信しています。
今では、大阪物流センターは西日本のハブとして機能し、他拠点との連携を強めながら、さらなる進化を続けています。
私はこれからも、現場を育て、人を育て、物流の未来を創り続けます。
会社概要
名正運輸株式会社 住之江営業所
〒559-0026 大阪府大阪市住之江区平林北2-6-15 大阪IDCセンター
より詳しく:拠点情報|住之江営業所
