安全への取り組み

物流を担う人・物の品質こそが安全につながります

名正運輸では、トラックやシステムといったハード面の強化と
働くスタッフのソフト面の充実こそが物流品質の向上につながると考えております。
物流経営士による最適なセンター開発やお客様と
センターを結ぶドライバー教育の取り組みなどに積極的に力を注いできました。
これらはすべて着実に成果に結びついています。

01.ハード面(設備システム)

常に改善点を考え、働きやすい環境を。
名正運輸はチャレンジし続けます!
現場で働いているのは社員さんです。
社員さんが積極的に働ける環境を会社が提供することで、初めて安心して働くことができます。
経営陣は現場の声を吸い上げ、真摯に受け止めて環境改善のため様々な取り組みを行ってまいります。

車歴に配慮

車歴に配慮

トラックに装着される安全装備も日々進化しています。
また環境負荷等も少なくなるように、名正運輸では毎年計画的に代替を実施しています。それは主として食品を運ぶ車輌としての清潔感の維持にも役立ています。

全車クラウド型デジタコ「Logifit TM NexTR」

全車クラウド型デジタコ「Logifit TM NexTR」による運行管理

名正運輸では運行する全てのトラックに富士通製のクラウド型デジタコを装着し日々の運行管理を行っています。
クラウド型のためリアルタイムで情報が更新され、今どこにいるかはもちろんのこと、配送が何件終了しているのか、荷下ろしにどのくらい時間が掛かっているのか等を事務所から把握することが可能です。
また日々の運行データは CSVで出力することが可能なため、運行実績や運行管理の集計自動化による省人化にも役立っています。

またデジタコではドライバーの運転を速度や回転数等のデータから総合的に判断して点数化しています。ランキング化することでドライバーが自分自身の運転を客観的に見つめ直すきっかけとなり、それが結果的に安全運転につながっています。

ドライブレコーダーを活用した運転指導

ドライブレコーダーを活用した運転指導

名正運輸のトラックについているドライブレコーダーは常時録画の設定になっています。
また前述のクラウド型運行管理システムにより、一定期間ではありますが、過去に遡って任意のタイミングの動画を取得することが出来ます。
そのため社内ルールではあるものの、デジタコには出て来ない左折時一旦停止の順守が出来ているか等は抜き打ちで動画チェックするようにしています。

Mobileye(モービルアイ)

Mobileye(モービルアイ)の導入

居眠り運転による重大事故を防ぐために、2020年に全車両にジャパン21様が取り扱うモービルアイの装着を行いました。
モービルアイはカメラで白線や前方の車輌を認識し、白線の逸脱や衝突の危険性があるとアラートを鳴らしてくれる装置です。日々の勤務時間等の管理により、過重労働にならないように注意はしているものの、睡魔というのはいつ襲って来るか分かりません。そのもしもを防ぐために機械の力も借りて安全運行に努めています。

機械式アルコールチェッカーの導入

機械式アルコールチェッカーの導入

既に法律で点呼時のアルコールチェックは機械を使用して行うこととなっていますが、名正運輸では更に一歩進んだ安全管理のため、インターネットにつながったアルコールチェッカーを使用しています。
これにより0以外の検知があった場合は、車輌統括本部や営業所責任者に即時メールで検知内容がメールで届く仕組みになっています。物流企業として酒気帯び運転のアルコール濃度の基準は法定の「0.15mg/L」よりも厳しく「0.00」を基準としています。会社全体で酒気帯び運転の撲滅に取り組んでいます。

02.ソフト面(取り組み運用)

名正運輸のドライバーは、お客様と弊社センターとのつながりとして重要な役割を担っています。
お預かりした荷物を確実にお届けすることはもちろん、心のこもった最大限のサービスをご提供致します。

E&S(Ecology&Safety)ランキングの取り組み

E&S(Ecology&Safety)ランキングの取り組み

富士通様のデジタコの機能の一つでE&S指数というものを出す事が出来ます。これはドライバーの運転の滑らかさを点数化する機能です。急加速や急減速に加えて、巡航速度も一定となることで速度変化の少ない滑らかな運転ということになります。それは省エネ運転にはもちろんのこと、安全運転にも大きく寄与しています。
富士通様からは8点を当初目標にしましょうとの提案でしたが、すでに全社平均も6点台となり、ドライバーの中には1点台を記録する等、日々の運転の客観的評価として日々平均点の底上げに取り組んでいます。(E&Sは理想速度とのずれを点数化する仕組みのため、点数が小さいほど波の少ない運転=良い運転となっています。)

ゴールドドライバー・シルバードライバー制度

ゴールドドライバー・シルバードライバー制度

名正運輸ではドライバーの中から模範的なドライバーをゴールドドライバー、シルバードライバーに選任する制度があります。ゴールドドライバーは社内ルールの順守はもちろんのこと、運転や作業の安全確認の高さや新人教育にも積極的に関わる等の、まさに当社を代表する模範的なドライバーが選任されます。
またシルバードライバーはゴールドドライバーの候補者として、新人ドライバーがまずお手本にして貰えるような存在の立場です。
両ドライバーは制服のポロシャツの右袖に目印となるワッペンが着いています。街中で見掛けたらぜひ運転を見てみて下さい。

安全の日の実施(追走指導・添乗指導)

安全の日の実施(追走指導・添乗指導)

名正運輸では「安全の日」という取り組みを実施しています。
これは毎月、配送・倉庫とも安全についての意識を高める日にしようということで、各営業所で追走指導や添乗指導を行っています。特に一斉添乗指導では、最近新人さんが入社した営業所やデジタコランキング等により重点取り組み営業所を決めて、10名程で一斉に添乗指導を実施し、その日のドライバーズミーティング等で内容をフィードバックしています。
添乗中は、業務で困っていることや営業所の雰囲気、配車の偏りはないかなど、ドライバーのヒアリングを目的としています。半日から1日一緒に過ごして車内で話をすると色々な気づきがあり、とても良い時間となっています。

また追走指導はいわゆる覆面調査となります。独り立ち後のドライバーが社内ルールを順守しているか、荷下ろし等の作業が安全ルールに則って行われているかをチェックしています。また管理職は自分の担当営業所ではなく、他のエリアの追走を互いに実施することで客観的なチェックの場としても機能しています。

挨拶や身だしなみ

挨拶や身だしなみの基本の徹底

新人教育ではまず挨拶の重要性を教育しています。荷主様に代わってお客様に納品させて頂いていることを意識して、納品先のお客様とのコミュニケーションで最も大切だと考え実施しています。また食品を扱うことも多いため、制服の清潔さや身だしなみも相手を不快な気持ちにさせないように点呼時に確認しています。

点呼によるコミュニケーション

点呼によるコミュニケーション

名正運輸は泊まりでの運行がないため、ドライバーは毎日 朝と夜にそれぞれ出発点呼と帰庫点呼の2回を対面で受けます。そこはドライバーと配車係のコミュニケーションの場であったりします。配送途中で気になった箇所やヒヤリハット情報は共有されて他のドライバーに伝えられて行きます。このような場を有効に利用しながら安全の意識を日々高めています。

ドライバーズミーティング

毎月のドライバーズミーティング

営業所ごとに必ず毎月1回ドライバーズミーティングを開催しています。
営業所責任者、配車係、ドライバーはもちろんのこと、倉庫の担当者や事務員も参加して配送の品質や安全に関わることを共有しています。配送側から、倉庫側から「こうしたらもっとお互い作業しやすいな」とか「○○さんが配送後に庫内の2Sに協力してくれて助かった」など、配送・倉庫の隔てなく、それぞれのセクションを越えて協力し合い品質向上・無事故に向けて取り組んでいます。

車輌管理を通じた効率化の推進

車輌管理を通じた効率化の推進

車検、3か月点検といった法定点検の入庫のために、全車両対象に日々点検計画を立てて、整備工場に入庫しています。またドライバーや整備管理者による運行前点検も、実施を通じて配送途中の車輌故障の防止を図っています。
そのため、整備管理者や車輌管理担当者を対象として研修も実施することで知識の向上に努めています。

社速、左折時一旦停止、バック時一旦下車等の社内オリジナル安全ルール

社速、左折時一旦停止、バック時一旦下車等の
社内オリジナル安全ルール

名正運輸では社速(一般道:50Km/h、高速道:80Km/hそれぞれ法定速度内)や、左折時一旦停止、またバック時は一旦下車しての後方確認といった社内ルールがあります。それらは安全をより確実なものにするためのルールであり、新人研修の際にも力を入れて指導される項目でもあります。
簡単なことだけど、当たり前をちゃんとやる。無事故には特効薬はありませんが、こうした取り組みをしっかりと継続して行きたいと思います。

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