名正運輸のSDGsの取組み
SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)は2015年に国連サミットで採決されました。
貧困や気候変動、ジェンダーに起因する問題等の地球規模の課題に、
「誰ひとり取り残さない」という共通理念のもと国連加盟193か国が達成を目指す2030年までの国際目標です。
名正運輸では2019年に創立50周年を迎え、次の節目へと向かうにあたり、
今一度、物流企業として社会に対して何が貢献出来るのかを考える必要があると考えます。
そのため本業を通じて社会貢献活動、環境負荷の削減や低減を通じ、持続可能な社会を実現するために取り組んで参ります。
更には国連が提唱する17の目標の先には、18番目の目標(ゴール)として改めて経営理念である「安全で最高の品質で最高の価値を創り出す」の実現のために、全社員が一丸となって社業を通じて社会貢献出来るよう取り組んで参ります。
2020年5月
名正運輸株式会社
代表取締役社長 加藤 新一
健やかな企業・従業員の実現のために
名正運輸では定期的に職種別研修・新入社員研修を行い、経営理念の実現のために必要な志を共有する場を設けています。また健康経営の実現のため毎月各職場での安全衛生委員会の開催や定期的な産業医の職場巡回によって、身体面・精神面での健康作りのための活動を行っています。また血圧計の設置等も日々の健康チェックの一助になればと行っています。
昨今の「働き方改革」による従業員の余暇時間の充実と業務の効率を両立するために毎月、役員を含めた管理職全員で時短会議を行っています。
そうした取組みは安全性優良評価制度(Gマーク)・日本で第一号の取得となったISO39001等の各種認証取得により定期的に第三者の目線で評価・アドバイス頂き社内の新たな取組みに繋げています。
ITを利用した輸送の更なる効率化のために
名正運輸では全車輌にクラウド型デジタルタコグラフを導入し、リアルタイムな運行管理・配送の効率化を図っています。従来の機器に比べて車輌の情報がリアルタイムで分かるため、1つの営業所だけではなく全体の最適化を図り生産性の向上と環境負荷の低減を両立させます。ISO14001の認証取得もその一環です。
環境負荷の低減のために
名正運輸では社用車にハイブリッドカーを積極的に導入によることでCO2削減を図っています。また入社時に支給したり、追加購入したりする制服には状態の良いリユース製品を選べるようにする取組みを行っています。
そうした活動に加えて、事務所や倉庫内の照明にはLED製品を採用したり、物流センターの屋根には太陽光パネルを敷設するといった再生可能エネルギーの生成等、環境への配慮も行っています。
また段ボール・書籍類・紙ゴミ等の事業で発生する資源はリサイクルし、二酸化炭素の排出抑制、森林伐採抑制、電力の使用量の削減等の地球環境保全に貢献しています。(再資源化証明書 PDF/450KB)
外国人スタッフが活躍出来る環境の実現のために
名正運輸では2014年から外国人留学生アルバイトスタッフ、2015年からは技能実習生の受け入れを始めました。今では休憩時に一緒に食事を楽しむ等の国籍を越えた交流が生まれています。また外国人アルバイトスタッフ・実習生の安全管理・作業指導のため、外国人の正社員を通訳・翻訳として採用しています。今では約30名の外国人正社員が母国語を活かし活躍してくれています。また外国人スタッフも能力に応じて役職者への登用が既に始まっており、人事評価の公平さも日本人スタッフと変わりません。
災害対策と業務の効率化のために
名正運輸ではBCP(事業継続計画)対策の一環を兼ねて全社でシンクライアントシステムMINOS(マイノス=Meisho Information Network Organaized Security system)の導入により、業務で使うデータは全て複数のサーバーにてバックアップ体制を取る事により、災害の発生に備えています。
またMINOSでは端末に限らず、どこの営業所のPCでもログインした本人のPC環境が再現されるため、業務の効率化にもつながっています。